トライアルテクニックは数多くあれど、たいへんにむずかしいオフキャンバーターン。今回の命題は、そのオフキャンバーターンの、克服だ。現代のトライアルテクニックでは、地味な存在に位置づけられているが、ターンは今も昔も究極にむずかしい。ターンに始まり、ターンに終わると言うひともいるほどだ。そのターンの、さらに究極にむずかしいのが、オフキャンバーターン。そこには、現代風の派手なトライアルテクニックは見られないが、、アクセルワーク、クラッチワーク、体重移動など、ありとあらゆるトライアルテクニックが駆使されている。オフキャンバーターンは、その名のとおり、斜めの地形を、下りるような姿勢から入って上ってくるターンをいう。下りからターンに入るのも難しければ、ターンから上りにかかるシーンが、もっとも困難をきわめる。滑る。フロントタイヤもリヤタイヤも、とにかく滑って、行く手を阻む。ガッチこと小川友幸先生は、オフキャンバーターンを理論的に、かつ実践的に解説してくれた。上級の、なにがなんでもクリーンを狙いたい人にはクリーンを目指したテクニックを、オフキャンバーターンはどうしても無理という人には、まず、その苦手意識を克服するための一歩を示してくれた。ターン上達に悩むあなたに、そしてもしかしたら、ホッピングでマシンを振っていくからターンは二の次でいいと考えているあなたにも必見。 ◎オフキャンバーターンは上りはじめが難しい ◎アクセルはゆっくり開けていく ◎平地のターン、できてますか?(基本のターンのおさらい) ◎アクセルワークの流れと組み立て方 ◎マシンをしっかり内側に傾けよう ◎ターンの前後は、休憩しやすいポジションで ◎「先にバイクを走らせる」テクニック ◎足をついて「先にバイクを走らせる」練習をしよう ◎ターン中はリヤブレーキを使わない ◎オフキャンバーターン、ギヤの選び方 ◎ホッピングの前に、ターンあり ◎内輪差を考えた、後輪優先のラインどりが基本 ◎視線の持っていきかた ◎さらに高度なオフキャンバーターンに挑戦 ◎効率よい足のつき方 ◎オフキャンバーターンの先にはカッコいい技が待っている DVD 36分 本体価格1886円 +税 JANコード/4560187780851