全日本選手権最終戦、成田匠が、日本に入荷したばかりの、新車のガスガスTXT Pro125で参戦。自身の戦いぶりを、本人が生中継! 2012年10月28日、宮城県スポーツランドSUGO。国際A級ゼッケン47は成田匠。しかしそのマシンは、今シーズン見慣れたガスガスランドネではなく、2ストロークの125ccだった。強豪ぞろいのこのクラスで、ベテラン成田はどんな戦いっぷりを見せてくれるのか。12セクション2ラップ、全セクションに密着した。 2012年、成田匠はガスガス・ランドネで全日本選手権国際A級に参戦していた。セルモーター始動の入門用カテゴリーに属するランドネをボアアップ、IAセクションをなんとか走れるようにチューニングしての挑戦だった。開幕戦はセクションづくりで欠場したが、第2戦からは連続出場、山口県フィールド幸楽トライアルパークでの第5戦中国大会では、ついにこのクラスでの勝利を得た。その2週間後、中部大会では2連勝なるかの期待の中、なんとエンジントラブルによるリタイヤとなってしまった。残るは最終戦、東北大会。ここで成田匠は、マシンをランドネからTXT Pro125にスイッチした。2ストローク125ccマシンは、成田が若年層ライダーのトレーニングマシンとして推奨してもいる。自身が全日本選手権に参戦することで、多くのライダーに125ccトライアルの手本を示せればという成田の思いが、ここで実現した。マシンは、日本に届いたばかりの2013年モデル。前日の練習中に転倒し、足を強打してしまった成田だが、日曜日は笑顔でスタートに臨んだ。 <付録・国際A級スーパークラス・スペシャルセクション> 最終戦東北大会は、12セクション2ラップ。国際Aスーパークラスに限っては、この後2セクションによるSS(スペシャルセクション)が用意されました。10名のIASライダー、全員のトライをご紹介。トップライダーによる1日の勝負の、最後のクライマックスハイライトをどうぞ。 本体価格2096円 +税 JANコード/4560187780998