2002年ジュニアカップ世界チャンピオン野崎史高が、自転車のトライアルライダーだった時代からオートバイのトップライダーとなっていった道のりをたどりつつ、チャンピオンへの道筋を示してくれるこのシリーズ。今回は、基本姿勢、ターン、ステアケースと、トライアルの初歩のテクニックを、しっかり学んでみようと思います。野崎選手のフミ・スタイルが、あなたのライディングを、きっと変えてくれるにちがいありません。 2002年、初めてオートバイで世界一になった日本人トライアルライダーが野崎史高。野崎選手がタイトルを獲得したのは、20歳以下のライダーが将来を賭してしのぎを削るジュニアカップ世界選手権でした。野崎選手は第3代のジュニアチャンピオンですが、初代チャンピオンはアダム・ラガ、その後も世界選手権で活躍することになるトップライダーを続々輩出しているのがジュニア選手権です。その野崎選手の伝授するトライアルテクニック。基本姿勢に始まり、セッティングについて。そして平地のターンでトライアルテクニックが始まります。ステアケースでは基本の二度ぶかしから、抜重を加えた二度ぶかし、さらにアクション技の飛びつきステアケースと、テクニックのバリエーションは広がっていきます。最後には斜面での高度なターンテクニックとダニエルの使い方まで。バイクトライアルでもワールドチャンピオンを2度獲得している、野崎選手ならではの繊細かつ大胆なトライアル感覚、そしてトライアルの難しさ、奥深さを、じっくりと解説してくれます。野崎史高のチャンピオン・ワールドはじまりです。 CONTENTS ●Chapter1 乗車姿勢 ◎ライディングポジションの作り方 ◎レバー操作について ◎ステップに置いた両足の操作と動作について ◎目線の向け方で姿勢が変わってくるので注意 ◎NOZAKI流ハンドルまわりセッティング ●Chapter2 基本のターン ◎基本のターン ◎サスペンションセッティングの目安 ●Chapter3 ステアケース劇場 ◎ステアケース劇場 ◎フロントタイヤを狙った場所へ持ち上げる ◎オーソドックスな「二度ぶかし」から ◎◎二度ぶかし・抜重バージョン 後輪が跳ね上がってしまう一度ぶかしのパターン ◎ちょっと高度な飛びつき(ウイリージャンプ) ◎下部がえぐれている段差の越え方 ◎下部がえぐれている段差の越え方・飛びつき ◎飛びつき以外では不可能な段差形状 ●Chapter4 斜面のターン ◎登りのターンの法則と背景 ◎キャバ−ターンのステップ荷重について ◎斜面を曲がりながら下る ◎下りのターンでフロントと同じラインに後輪を入れた場合 ◎登りターンの先にステアケースがある場合 ●Chapter5 登り斜面で効果を発揮するダニエル ◎ダニエルが登り坂で威力を発揮する <野崎史高プロフィール> 1983年9月1日埼玉県生まれ。1992、1993年、2年連続でバイクトライアル、プッシンクラス世界チャンピオン獲得。その後、オートバイでは12歳2ヶ月で国際B級、13歳1ヶ月で国際A級に昇格と、史上最年少昇格記録を続々と塗り替えた。1998年、7戦6勝で国際A級チャンピオン獲得。2002年から拠点をヨーロッパに移し世界選手権に挑戦、その年、日本人として初のジュニア世界チャンピオンを獲得。2006年から全日本選手権に復帰。以後、勝利候補の一角として、全日本選手権を盛り上げる中心人物の一人。YSP京葉 RACING TEAM所属 ◎DVD 66分 ◎本体価格 1,886円 +税 ◎JANコード/4560187781087