全日本選手権3年連続チャンピオン、V5を達成した小川友幸選手によるトライアルテクニック解説DVD「セクション攻略の方程式」 “セクション攻略”競技では1日に複数のセクションを走ります。一つ一つのセクションを丁寧に、大事に取り組むことで好成績が生まれ勝利への近道となります。今回は、実際のセクションを想定してみました。走行ラインをどのように読むんでいくべきか、減点数を最小限に抑えるにはどうするか、具体的な方法を学んでいきましょう。技術的にラインを選び組み立てていくほか、トライに際し、よい精神状態をつくり自分の技量を最大限発揮させることも重要です。たとえ失敗してしまったとしても落胆を後々まで引きずらないこと。自分の精神状態をコントロール方法なども合わせ、実戦的に学んでいきましょう 一つのセクションを題材にしました。テープ内を走るラインはNBクラス、ゲート規制はNA・IBクラスの設定です。下見から実際にセクションを走るまでの過程を小川友幸選手に解説してもらうと、センチ単位の走行ライン選びから、場所によるブリップの違いを予想したライディングポジション(フォーム)のとりかた等、教科書には出てこないようなテクニック論がたくさん出てきます。そしてセクションに入る直前の精神コントロール方法、ライバルとの駆け引き等、小川選手自身の経験談談も興味深い。 CONTENTS ■セクションテープ内を走る〜NBレベル設定 ◎セクションの把握と下見の基本 ◎ステップが当たらないかチェックする ◎凸凹でも一つの斜面と見れば楽な場合 ◎常に内輪差を意識しながら下見を ◎止まりすぎない。実戦は流れを大事にする ◎常に助走距離をかせぐラインを組立てる ◎岩の形状からマシンの挙動を予測する ◎下見で行き詰まったら元に戻り再チェック ◎ホッピングできない場合は足つきを有効に ◎フロントタイヤを落し込むと大きな失点 ◎根の侵入角度、少しでも垂直に近い場所を狙う ◎木立にハンドルを当てず、かわして行く ◎ガラ場は後輪のラインを優先させる ◎前輪が段差を下る時にバランスが崩れる予測 ◎サスの吸収にまかせるのが有利な小さな段差 ◎複数の石を直線的にとらえるべき場合 ◎ガラ場はスピードを落とし過ぎないように ◎「トライ中のラインのズレについてどう対処してますか?』 ◎前のライダーの走りをしっかり観察する ◎タイヤのエアチェックを忘れずに ◎トライ前にエンジンをかけるタイミング ◎自分の精神状態をチェックする ◎ライバルとの精神的駆け引き ◎セクション走行中の精神コントロール ◎5点をとってしまった後の気持ちの整理 ■カード規制あり〜NA / IBレベル設定 ◎ガードを当てて行く時は正面から ◎見た目より楽に行けるラインを見つけ出す ◎ガードをかけやすい岩か? 形状を見極める ◎邪魔な石を有効に利用する発想もあり ◎後輪を飛ばすためアクセルをしっかり閉じる ◎前輪が刺さらない方法を技量に合わせて選ぶ ◎リヤを振るか振らないか、方法の選択 ◎下り斜面はリヤを振りやすいので利用する ◎悔しい足着きをしても最後まであきらめない! 2016年12月24日発売 JANコード/4560187781162