送料無料でお届けする自然山通信DVDマガジンの発売です。第6弾は2008年に開催されたバイクトライアル世界選手権最終戦日本大会・関板取の模様をお届けします。 2008年、バイクトライアル世界選手権最終戦、関板取大会。日本のトップライダー、寺井一希は、この最終戦にかけていた。そして今大会は、関板取での開催される、最後の世界選手権となのだった。 第1セクションから果敢にクリーンをたたき出し、ライバル、ダニ・コマスを牽制する寺井一希。しかし寺井は実は、試合が始まる前から、この世界選手権に対して大きな決意を持っていた。「なんとしても勝ちたい」。大きな目標は世界チャンピオンだが、板取での最後の世界選手権での勝利も、それに劣らず、重大な目標だ。1992年、板取での初の世界選手権に最年少クラスで出場して以来、板取と寺井のつきあいは深く長い。板取での世界大会の最後を飾るために、今回の勝利は絶対的使命となった。そのため、寺井は世界選手権第2戦を欠場し、最終戦である板取の日本大会に全力を向けた。そして始まった試合。高い技術と強烈なパワーの現役チャンピオン、ダニ・コマス。しかし同時に、寺井の強烈なプレッシャーに揺れるチャンピオンの姿もあった。僅差でリードするコマスをじりじりと追い上げる寺井。そしてついに逆転……。スペイン人に対して劣る身体的条件からくるパワー不足。そこを寺井は、卓越した技術で克服した。この日寺井は、勝利を克服した。