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2012年全日本選手権開幕戦。2年ぶりとなる真壁での全日本だが、ほとんどのセクションが新たに開拓され、あるいは同じ場所でも、これまでとはまったくちがうラインでセクションが設定されていた。そしてまた、その難度は高く、ダイナミックなセクションばかりが用意されていた。前の晩の雨、そして雨上がりの当日と、コンディションはいっそう厳しい。最後のSSでは野本佳章がバックフリップを披露した。IASのみ収録。今回、普及価格で発売いたします。(※2012シリーズ全戦発売予定ではありません)

V10チャンピオン黒山健一、その黒山を2度やぶった小川友幸、ナンバー3を脱出したい野崎史高、そろそろ待望の1勝がほしい小川毅士。トップ争いはこの4人によって、まれに見る接近戦となった。第1セクションから、黒山、小川友幸が5点となる波乱の幕開け。ここをクリーンしたのは小川毅士ただ一人。しかし今回は、4人が一歩も引かずに、こちらで足をつけばあちらで盛り返す。無敵のはずの黒山も、なかなかリードをとれずにいる。他のモータースポーツとちがい、試合の流れが見えにくいトライアル競技だが、それでも4人でのトップ争いとなると、緊張感も伝わってくる。試合前「おもしろい大会になる」と口々に予想した各選手だが、これほど濃い大会になるとは、想定外だったのではないか。トップ争いは接近戦だが、それもこまかい足つきで展開が変わる、いわゆる神経戦ではない。ダイナミックなセクションに挑戦しながら、失敗したりうまくいったりのせめぎあいだ。そして試合は、やがてゆるやかに終幕に向かって動き始めていく。さらに今回は、最後の最後に思いがけないクライマックスもあった。トライアルの魅力、盛りだくさんの4時間30分プラススペシャルセクションの戦いを、どうぞ。

DVD 72分 本体価格934円 +税
JANコード/4560187780936

・販売価格 1,027円(税込)
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